「スマートフォンのメモリがいっぱいです」
「あなたの携帯電話にはゴミがたくさんあります」

こんな警告が出て、焦ってボタンを押してしまったことはありませんか? 実はこれ、すべてなんです。

ある日、70代の父からこんなSOSがきました。 「LINEが開けない。ちょっと見てくれ」

父のスマホ(BASIO active3)を見て驚愕しました。なんと5秒に1回、全画面に広告が表示されるのです。 自分でも知らないうちに「偽クリーナーアプリ」をダウンロードしてしまい、ウイルスまがいの挙動を起こしていたのでした。

今回は、普段iPhoneユーザーでAndroidに不慣れな私が、生成AI(ChatGPTなど)の力を借りてこの絶望的な状況を解決した方法をシェアします。

スマホが乗っ取られた!?

父のスマホは、まさに「操作不能」の状態でした。

  • 勝手に広告が表示され、LINEすら開けない
  • 操作しようとすると、勝手に設定画面やキーボード画面に飛ばされる
  • 課金制限をかけていたため金銭的被害はなかったが、スマホとしては機能停止状態

脳梗塞で一度倒れている高齢の父には体調が悪い時に電話も呼べない状況でした。一刻も早く状況を解決しなくてはいけません。

実は父、以前にも同じような「偽クリーナーアプリ」をダウンロードしてしまい、知らないうちに月額数千円の料金を払い続けていたという苦い経験があったのです。

その事件以来、スマホには課金制限(ロック)をかけていたため、幸い今回は金銭的な被害こそ防げましたが、スマホ自体はウイルスまがいの挙動で完全に乗っ取られていました。

生成AIに相談した最初のプロンプト

BASIO active3
勝手にホーム画面に広告でてくるのどう直せばいい?

生成AIの回答

まずは再起動し、広告が出る前の数秒の隙を狙ってホーム画面から怪しいアプリを削除してみました。 しかし……広告は止まりませんでした。

生成AIに相談:「セーフモード」という救世主

5秒ごとに広告が出たり、何故か設定のキーボード変更画面に飛ばされたりシステムエラーになったり、操作すらままならない状況だったので、私は生成AIに助けを求めました。

キーボード変更画面に飛ばされた時のサンプル
謎のシステムエラーサンプル

生成AIへの追記プロンプト

勝手に画面キーボードに移動させられる

やはり、偽アプリの仕業だったようです。いくら可能性の高い原因がわかっていたとしても、操作も満足にできないのではスマートフォンを初期化するしかないんだろうかと、頭をよぎりさらにAIに助けを求めました。

生成AIへの追記プロンプト

開く前に広告出て操作できない

【セーフモードとは?】 工場出荷時に近い状態でスマホを起動するモードです。これを使うと、後から入れたアプリ(今回の犯人)を無効化した状態でスマホを操作できます。

AIに教わった通りセーフモードで起動すると、嘘のように広告が止まりました! これで邪魔されずに犯人を探せます。

犯人の「透明アプリ」を特定せよ!

ここからが本当の戦いです。AIのアドバイスに従い、設定画面から元凶を断ちに行きます。

  1. 「設定(歯車マーク)」を開く
  2. 「アプリ」→「〇個のアプリをすべて表示」を選択
  3. リストの一番下をよく確認する

AIはこう言いました。 『隠れアプリ』を探してください」

リストを確認すると……いました。 ホーム画面から消したはずなのに、設定の中にアイコンで不気味に居座っていたのです。

AIが言うには、さらに悪質な下記のようなアプリも存在するそうです。

  • アプリアイコン(絵)が無い、真っ白なもの
  • アプリ名(文字)が無い、空白のもの

リストの一番下に隠れていることが多いそうです。

これをタップして、迷わず「アンインストール」。これで完全に消去完了です。

解決!そして教訓

スマホを再起動して通常モードに戻すと、あのしつこい広告は完全に消えていました。 バックグラウンドで動き続けていたせいか、新しい機種なのにバッテリーが短時間で20%も減っていました。気づくのが遅れていたら、もっと大変なことになっていたかもしれません。

以上、日頃から生成AI使っていてよかったという事件でした。スマートフォンを初期化せずに解決できて本当に良かった。

今回のまとめ

  • 「メモリがいっぱいです」は詐欺広告の可能性大。無視が一番!
  • 操作不能になったら、まずは「セーフモード」を試す。
  • iPhoneユーザーがAndroidのトラブルに対処するには、生成AIが最強のパートナーになる。

今回のように文章読んで理解するのが苦手になってきた情報弱者のお年寄りは真っ先に狙われます。

親のスマホトラブルや、日常の「困った」に直面したとき、生成AIに相談してみるのは本当におすすめです。 「ウイルスかな?」「詐欺メールかな?」と迷ったら、まずはAIに聞いてみてはいかがでしょうか。