「自社のオリジナルキャラクターやイメージキャラクターを、もっと社内資料で活躍させたい!」
そう思ったことはありませんか? 愛着のあるキャラクターが資料に登場すれば、堅苦しいテーマでも社員の興味を引きつけ、親しみやすさがグッと増します。
以前、「AIを使ったプレゼン資料作成の基本」をご紹介し、多くの反響をいただきました。
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今回はその「応用編」です! 前回作成したプロンプトを少し改修し、キャラクターの「3面図画像」をAIに読み込ませて、スライドの中に登場させてみようという新たな試みを行いました。
主役となるのは、当サイトのキャラクター(仮)の「めんだこちゃん」。 しかし、手元にある素材はラフな設定画のみです。これをそのままAIに渡して、果たしてプレゼン資料に使えるクオリティになるのでしょうか?
どうすればAIに意図通りの「プロ級イラスト」を描かせることができるのか、試行錯誤のメイキング記録をお届けします。
2026年2月26日にリリースされたばかりの最新モデル「Nano Banana 2」の実力を試しつつ、手元の「ラフ画」から「プロ級のプレゼン資料」を作るまでの試行錯誤をメイキング形式でお届けします。
手元のラフ画と最新画像生成AI Nano Banana 2
今回の主役は、当サイトのキャラクター(仮)「めんだこちゃん」です。 しかし、手元にあるのはラフな設定画のみ。これをそのままAIに渡して、果たしてビジネスで使えるクオリティになるのでしょうか?
前回の記事で使用した「世界レベルのプレゼンテーションデザイナー」というプロンプト(指示文)をベースに、今回は以下を追加しました。
- テーマ: 生成AI社内導入の重要性
- キャラクター: 「めんだこちゃん」(ラフ画を添付)
- 狙い: ラフ画の雰囲気を活かしつつ、ビジネスでも通用するクリーンなデザイン
最初のプロンプト
3面図書いて欲しい
色塗り途中で面倒になり、表情差分が線画のままだったのにAIが完成させてくれました。

さらに加工もしてもらいました。
アニメっぽい絵にしてほしい
キャラクター資料集みたいにして

もっといろんな表情やしぐさを描いて

なぜ「1枚絵」ではなく「3面図」が必要なのか?
ここで重要なポイントです。今回、私はAIへの指示としてキャラクターの「3面図(設定画)」を用意しました。
AIに同じキャラクターを複数のスライドで一貫して登場させるためには、最低限「3面図」が必要だからです。

もし正面だけのイラストを渡すと、AIは見えていない部分(背面や側面)を勝手に想像して補完してしまいます。その結果、スライドごとに髪型が変わったり、謎のパーツが増えたりと、キャラクターの「別人化」が起きてしまうのです。
3面図は、AIの勝手な想像を防ぎ、キャラクターの同一性を保つための「最低限の設計図」として必須のアイテムです。
※ちなみに、より完璧な再現度を目指すなら、3面図だけでなく様々な表情やポーズのカットも用意した方が良いそうです。今回は手持ちのラフ素材で挑戦します!
3面図を使ってプレゼン資料作ってみた
プレゼン資料画像生成に使うプロンプトは、下記の記事に載せている「メリハリあってシンプルな資料作成プロンプト」を流用し、少し修正して作成します。
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最初のプロンプト
下記のプロンプトを使用する際は、キャラクター名などを変更して使用用途に応じでご利用ください。
あなたは「世界レベルのプレゼンテーションデザイナー」です。 以下の【制約条件】と【デザインルール】を厳守し、添付のキャラクターを使って指定されたテーマでスライド構成案を作成してください。
テーマ
生成AI社内導入の重要性
キャラクター名:めんだこちゃん
ターゲット読者
パソコン初心者から上級者の社員
スライドの目的
生成AIの社内利用率向上、残業代削減
デザインルール(絶対順守)
配色ルール(アソートカラーの活用):
ベースカラー:白(#FFFFFF)
アソートカラー:薄いグレー(#eaeff9)。スライド全体の「背景色」として、あるいは「情報の区切り」を明確にするための大きな面(シェイプ)として積極的に使用し、白一調子にならないよう構成すること。
テキストカラー:真っ黒(#000000)は使用禁止。視認性の高いダークグレー(#333333)またはダークネイビーを使用すること。
アクセントカラー:[#0068b7] の1色のみ。重要なキーワードやグラフの強調に使用。
グラフ・図解のルール:
円グラフは必ず「2D」のフラットデザインにする(3D禁止)。
複雑なデータは要素を絞り、単純化する。
数値の表記:
3桁ごとにカンマを入れる(例:1,000)。
「%」だけでなく可能な限り実数を併記する。
「%」や「円」など単位は数字が見やすいように数字より小さく記載する。
構成のルール(メリハリ)
添付画像の構成を参考に、スライドのタイプを以下の2種類で使い分け、背景色やレイアウトに変化をつけてリズムを作ること。
【動(インパクト)】: 文字は極少。大きな画像やキーワードのみで惹きつけるページ。(例:背景を全面アソートカラーにする、あるいは白地に大きなアクセントカラーの文字)

まずはAIが「こんな構成でどうですか?」と6枚分の設計図を提案してくれます。問題ないのでGOサインを出すと……生成されたスライドがこちら!

キャラ変わっとるやないかい!!「めんだこが忠実じゃない」と修正してもらいました。
めんだこが忠実じゃない

だいぶ元のキャラクターに近づいてカツ、可愛くしてもらえました!
生成されたキャラクターが資料とかけ離れていたら、スライド1の時点で修正してもらいましょう。

問題ないのでスライド2から残りも生成してもらいます。

キャラクター画像を使ったプレゼン資料完成サンプル

まとめ:キャラ再現のコツ
今回の実験で、以下のことが分かりました。
- 3面図は必須: キャラクターのデザインを安定させるために必ず用意する。
- 性格や表情のメモも有効: 完璧な再現を目指すなら、絵だけでなく「性格設定」や「表情集」も読み込ませると精度が上がる。
- Nano Banana 2はすごい: ラフ画からの意図の汲み取り能力が格段に向上している。
みなさんも、手描きのキャラクターをAIの力で資料デビューさせてみませんか?



