「毎日、チャットAIの画面を開いてお気に入りのプロンプトをコピペし、出力されたデータをまたコピーしてメモ帳に貼り付ける……。そんな『手動ルーティン』に時間を奪われていませんか?」

実は当サイト、AIを使ってたくさんの『診断テスト』を作っているのですが、毎回チャットに指示を投げて待つのがとにかく面倒でした。

そこで、2026年5月に正式リリースされたGoogleの最新エージェント管理アプリ『Antigravity 2.0』を導入!プログラミングは一切せず、PC内のフォルダを指定するだけで、PCの電源を入れ『Antigravity 2.0』アプリを起動するだけで毎日17時にGeminiが診断テスト(WordPress用HTML)を自動で量産してくれる環境を作ってみました。

『私は診断テストなんて作らないし……』と思った方も、ちょっと待ってください!

この記事でご紹介するのは、【テキストファイルを置いておくだけで、AIが勝手に仕事を完結させてくれる仕組み】の本質です。私の実例をヒントに、記事の後半では『あなたの普段の業務(メルマガ、日報要約、コンテンツ量産など)への置き換えアイデア』も徹底解説します。今日からAIを『ただのチャット相手』から『自律して働く部下』へと進化させましょう!

手動コピペは卒業!チャットAIから「AIエージェント」への進化

AIを待つからAIが作ったものを確認するへ

実は、昨年2025年は「AIエージェント元年」と呼ばれていたのをご存知ですか?

現在、AIを本当に使いこなしている人たちは、もうAIを「検索エンジンの代わり」としては使っていません。自律して働く「優秀な部下」として、面倒な仕事をまるごと任せているのです。

人間が毎回指示を出して待つ「チャットベース」の利用から、AIが自分でファイルを読み込んでタスクを自律的に完結する「エージェントベース」へシフトすることで、本当の業務自動化(放置運用)が始まります。

AItono付き合い方が、根本から変わる

なぜ今、Antigravity 2×Geminiなのか?

現在、エージェントツールとしてClaude Codeなどが注目されていますが、Google Workspaceとの親和性や将来的な拡張性を踏まえると、エージェント管理アプリ「Antigravity 2.0」上でGeminiを運用するメリットは極めて大きいです。

例えば、PC内の情報を参照してGoogleカレンダーへ予定を自動登録する、Webサイトの更新を検知してローカルへ保存し、さらにチーム共有用のメール下書きをGmailで作成するといった一連のフローを自動化できます。他社AIでも構築自体は可能ですが、Googleシステムとの親和性が高いGeminiであれば、複雑な設定を省きつつ、より安全かつ簡単に運用することが可能です。

【今回の実験】メモ帳を置くだけで「診断テスト」が自動生成される仕組み

【今回の実験】メモ帳を置くだけで「診断テスト」が自動生成される仕組み
全体イメージ
具体的なイメージ

APIなどの難しい設定は一切不要。PC内のフォルダをツールに監視させ、そこに「依頼リスト(メモ)」を入れるだけで、GeminiがWordPressのカスタムHTMLブロックに貼り付けられるデータを自動生成して別フォルダに保存してくれる環境を構築します。

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AIで作成した診断テスト一覧

なぜ私は「診断テスト作成」を自動化したのか?

当サイトの診断テストは、これまでGeminiと協力して作成してきました。しかし、新しいテストを作るたびにタイトルを書き換え、プロンプトを貼り付けて……という「手動でのコピペ作業」を繰り返すことに、少し限界を感じていました。

というのも、私の毎日は大忙しです。 デザイナーとしての業務に加え、パート、趣味で執筆中のWeb小説、さらに日々の家事・育児……。限られた時間の中で、ブログの更新も安定して続けたい。

そこで考えたのが、「診断テスト作成の自動化」です。

私の目標は、「面倒な土台作りはAIに任せ、自分は17時に届いた成果物をチェックして公開する『監修作業』に集中する」こと。

「AIエージェント」という頼れるパートナーに土台を作ってもらうことで、クリエイティブな時間と、家族と過ごす大切な時間をしっかり確保できるようになりました。

ノンプログラマでもできた!Antigravity 2の初期設定とフォルダ準備

「Antigravity 2」を使えば、コードを1行も書かない「バイブコーディング(感覚的な指示)」でフォルダ監視の自動化ルートが作れます。

今更聞けないAntigravity 2とは

Googleがリリースした「Antigravity 2.0」は、従来の「開発者向けIDE(コードエディタ)」から独立し、複数のAIエージェントを並列で実行・管理することに特化した、ノンプログラマでも扱いやすいスタンドアロンのデスクトップアプリです。

Antigravity 2のアプリ自体は無料でダウンロードできます。Googleアカウントがあればすぐに利用でき料金はプランにより変動します。私はすでにGoogle AI Pro(2,900円)のプランに入っているのでGoogleアカウントを経由しプラス料金なしで利用しています。

Screenshot

現時点での使用感の感想ですが。アプリ自体は完全日本語対応にはなっていないものの、Antigravity 2への指示はGeminiチャットと同じく日本語でできるので、英語に自信ない私も問題なく利用できました。

Googleプラン Geminiのプランはこちら

Antigravity 2ダウンロードはこちら

【超重要】ノンプロが導入前に知っておくべき「Antigravity 2の2つの注意点」

  1. PCの電源が入っていて自動スリープになっていないこと
  2. 「Antigravity 2.0」アプリがバックグラウンドで起動していること

クラウド型の自動化ツールとは違い、PCのローカル環境でエージェントを動かすため、この2つが揃っていないと処理が走りません。PC電源が消えていてもAIを動かしたい場合は他のクラウド型のAIを利用しましょう。

クラウド型AIツールの例特徴・ノンプログラマへの応用イメージ
Make (旧Integromat)画面上のアイコンを線で繋ぐだけで「Googleドライブにファイルが入ったらGeminiに投げて、結果をWordPressに保存する」といった完全自動化(クラウド完結)が組めるノーコードツール。
Dify (ディファイ)2026年現在、最も人気のあるAIワークフロー構築プラットフォーム。ブラウザ上で「ファイルを読み込む→Geminiで処理する→出力する」という自律エージェントを視整的に作ることができ、クラウド上で24時間スケジュール実行が可能。
Zapier (ゼピア)定番の自動化ツール。Gmailやスプレッドシート、WordPressとGeminiをAPI知識なしで繋ぎ、PCがスリープしていてもサーバー側でタスクを回し続けてくれる。

ステップ1:セキュリティの要!「学習に利用させない」の設定

独自のビジネスアイデアやオリジナルプロンプトの機密を守るため、初期設定で必ずデータ学習オフのチェックを入れます。

Antigravity 2の設定方法

左下【Settings】→【Account】→【Enable Telemetryをオフ】

ステップ2:PC内に「読み込み(インプット)」と「保存(アウトプット)」のフォルダを作る

今回は「Developer」フォルダ内に、指示を置く『診断テスト依頼』フォルダと、成果物が入る『診断テスト』フォルダを作成し、ツールへ紐付けます。

PC側の設定方法

ステップ2:PC内に「読み込み(インプット)」と「保存(アウトプット)」のフォルダを作る

Antigravity 2とPCを接続する設定方法

左下【Settings】→【Permissions】→【File Permissions】

保存先のパス(保存場所)を設定します。任意の場所ですが。パスがわからないときはAIにおすすめの保存場所やパスの書き方を全部聞いてしまいましょう。

Winのサンプル:C:\Users\ユーザー名/指定したいフォルダ名

Macのサンプル:Users/ユーザー名/指定したいフォルダ名

Antigravity2とPCを接続

ステップ3:AIに自動化する方法を相談しつつ、いつもの「お気に入りプロンプト」をセットする

最初に「Antigravity 2.0」に指示したプロンプト

Geminiで作ってる診断テストを自動で作ってもらいたいけどどうすればいい
1日1つ作成
メモ帳に作って欲しい診断テストのリスト→診断テスト依頼.txt
作成したHTMLはテキストデータとして「診断テスト」というフォルダの中に保存して欲しい
作成済みの診断テストは診断テスト依頼.txtに作成済みと記載して欲しい

試しにテストとして今作成して、成功したら17時に実行するようにしてほしい


診断作成字のプロンプト
あなたはプロのWebデベロッパー兼クリエイティブライターです。
以下の#要件と#参考コードを基に、WordPressの「カスタムHTML」ブロックに貼り付けるだけで動作する、単一のHTMLコードブロックを生成してください。
〜〜下記省略:いつも診断テストをチャットベースのAIに作ってもらってる時のプロンプト〜〜

このプロンプトのポイント

「分からない」と先に伝える: AIに対して「Geminiで作ってる診断テストを自動で作ってもらいたいけどどうすればいい」というスタンスを明確にすることで、エージェントが親切な手順を提示してくれるようになります。

成功してから次へ進む: いきなり全自動化しようとせず、まずは「試しにテストとして今作成して」という小さい成功を挟むことで、コードの途切れなどのトラブルを未然に防ぎます。

目標を共有しておく: 最終的に「成功したら17時に実行するようにしてほしい」がゴールであることを伝えているため、AIも最初から「自動化に適したフォルダ構成」を意識した回答をしてくれます。

【重要】ステップ1〜3の間に失敗したこと

実は、スムーズに成功したように見えて、最初はこんな失敗もありました。

▼ 失敗談:一度に全部作らせようとしたら…

リストにある診断テストをまとめて一気に作らせたところ、「コードが途中で切れて使えない!」「1種目はできても2種目以降ボタンがない」「デザインが劣化していく…」「同じクオリティで生産できない」という事態に。

Geminiに理由を聞いてみたところ、「AIが出力できる一度の文字数の限界(上限)に達してしまい、途中でコードの生成を強制終了してしまうか、文字数を節約するために勝手にHTMLタグやボタンを省略してしまう」とのこと。なるほど、AIも一度に頑張りすぎるとバテてしまうんですね。

▼ 解決策:ペース配分を調整する

そこで、「1時間に1つずつ作る」「毎日12時に作成する」といった具合に、AIの作業ペースを制限しました。これだけで、途切れることなく高品質な診断テストが量産できるようになりました!

【応用編】あなたの仕事ならどう使う?「フォルダ監視型AI」の置き換えアイデア

「フォルダにテキストを置くと、AIが処理して別フォルダに保存する」という仕組みは、あらゆるデスクワークに応用可能です。診断テスト作成を自分の業務に置き換えるヒントを提案します。

フォルダにテキストを置くだけで完結する、おすすめの活用パターンを並べてみました。

「毎日決まった時間実行して」とAntigravity 2に指示し、PCの電源を入れアプリを起動しておくだけで自動化できます。

「いつ」「どの頻度で」動かす?自動化が化けるスケジュール術

「フォルダに置くだけ」の仕組みにスケジュール(実行タイミング)を組み合わせると、AIは「単なるツール」から「優秀なアシスタント」へ進化します。

あなたが別の仕事をしている間に

【1時間毎】に設定:絶え間ない「コンテンツ量産」

  • 用途: ブログの下書き作成、SNS投稿のバリエーション出し
  • メリット: 「1時間経てば次のアイデアが出ている」状態を作れます。作業が途切れず、常にAIが並行して考えてくれるため、アイデアの枯渇とは無縁に。

【毎日12時】に設定:ランチ前の「完璧な日報要約」

  • 用途: チームメンバーからの日報を元にした週報作り
  • メリット: 午後の仕事を開始するタイミングで、AIがまとめた「整理済みのレポート」がフォルダに届いています。「午前中に届いた全ログを、昼休みの間にAIが整理してくれる」という神業が可能に。

【毎週月曜朝】に設定:週明けの「タスク整理・準備」

  • 用途: 先週の議事録ログからの「今週のToDoリスト」作成
  • メリット: 週明けの憂鬱な「何から手をつければいいんだっけ?」という時間から解放。PCを開いた瞬間に、優先順位が整理されたアクションリストが目の前に用意されています。

「他の業務をしている間にAIが終わらしてくれる」快感

重要なのは、「人間がAIの出力を待つ」のではなく、「AIが作ったものを人間が確認する」という主導権の逆転です。

  • 集中したい時: 1時間に1回、AIが成果物をフォルダに積み上げてくれる。
  • 朝イチ: 昨日のうちに放り込んだデータが、完璧な資料となって完成している。

あなたの毎日の「ルーティン」をAIのスケジュールに委ねてみてください。今まで1時間かかっていた準備が、ゼロ秒で完了する未来がすぐそこにあります。

まとめ:バイブコーディングで「自分だけのAI部下」を育てよう

AIを待つ時代は終わった

プログラミングの知識がなくても、Antigravity 2とGeminiがあれば、自分の手足となって動くAIエージェントをローカル環境に作ることができます。「診断テスト自動化」という私の事例をヒントに、ぜひ明日からあなたのルーティンワークをAI部下に丸投げしてみてください。