通販サイトやSNSの画像加工で「Photoshopは高機能すぎる…」「必要な機能だけのシンプルなツールが欲しい」と感じたことはありませんか?
実は、プログラミング知識がなくても、AIと日本語で対話するだけで自分だけの専用ツールが作れる時代になりました。この記事では、その実例として画像一括編集ツール「リサイズくん」をゼロから作った過程を全公開します。専門知識不要の新しいものづくりをご覧ください。
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Gemini Canvasでの制作過程
初見のプロンプト
画像をアップロードORドロップして同時に自動で画像加工ができるサイトが作りたい。 バーやボタンを使いユーザビリティの高いエディタにして
条件
サイズ指定(デフォルトは大きい方を800px)
解像度指定
余白の指定(余白に合わせて画像も拡大縮小)
ダウンロード画像はJPG・PNG
背景色OR任意の背景画像が指定できる
任意でコピーライトが指定できる
コピーライトは場所を指定できる(左下・真ん中・右下)
2枚以上を同時にダウンロードする場合はフォルダに入れて圧縮してダウンロード
ダウンロードしたファイル名の指定:元のファイル名_加工後のサイズ
ダウンロードしたフォルダ名の指定:加工画像_日時
プレビュー画面を見ながら微調整していく

同時に加工できるようにして
余白の設定はバーにして欲しい
画像の背景にドロップシャドウを任意で入れるようにして
サイズ指定は片方でいい。バーにして大きい方が動けばいい
個別の画像を消せるようにして
上に加工設定
下にプレビュー
加工設定のファイル選択は消去してプレビューの場所からアップロード・ドロップができるようにして
サイズ指定は片方でいい。バーにして大きい方が動けばいい
これを戻して、加工後正方形か画像に合わせて縮小選べるようにしたい
コピーライトの色を選べるようにしたい
黒字にしろ縁、白地に黒縁
ドロップシャドウの加工がもう少し自由にできるようにしたい
加工後の画質選べるようにして
ドロップシャドウにチェックを入れると出てくるポップアップが切れて使いずらい
ドロップシャドウ設定UIまだ使いづらい
ボタンがごちゃごちゃして使いづらい、1から整理して
などなど、ひたすらGeminiにパワハラしていく(笑)
大体バイブコーディングでエディタを作る時は、1時間ぐらいで作成していますが、今回は納得行くものができるまで2時間ぐらいはかかりました。機能が増えれば増えるほどコードも複雑になりエラーの回数も増えるので。よくGeminiと喧嘩をしています。
過程をまとめたプロンプト
画像加工ツール「リサイズくん」作成プロンプトまとめ
このドキュメントは、多機能な画像一括加工ツール「リサイズくん」を開発する過程で、AIに対してどのような指示(プロンプト)が出されたかを時系列で記録したものです。シンプルなアイデアから始まり、対話を通じてどのように機能が洗練されていったかをご覧いただけます。
1. 発端:ツールの基本構想
すべては、画像加工サイトを作りたいというシンプルな要望から始まりました。
最初のプロンプト:
画像をアップロードまたはドラッグ&ドロップして、同時に自動で画像加工ができるサイトが作りたい。バーやボタンを使いユーザビリティの高いエディタにしてほしい。
【初期要件】
サイズ指定:デフォルトは長辺800px
余白の指定:余白に合わせて画像も拡大縮小
ダウンロード形式:JPG・PNG
背景:背景色または任意の背景画像が指定できる
コピーライト:任意で指定でき、場所(左下・中央・右下)も選択可能
一括処理:複数画像をまとめてZIP形式でダウンロード
ファイル名の命名規則:元のファイル名_加工後のサイズ
フォルダ名の命名規則:加工画像_日時
2. UI/UXの改善サイクル
初期バージョンが完成した後、使いやすさを向上させるための改善要望が次々と出されました。
Step 1: 操作性の改善
プロンプト: 「同時に加工できるようにして」「余白の設定はバーにして欲しい」
変更点: 全画像に設定が共通で適用されるようになり、余白設定が直感的なスライダーに変更されました。
Step 2: レイアウトの模索(3カラム → 2カラム → 上下分割)
プロンプト: 「3カラムが使いずらいな」
変更点: プレビューを左、設定を右に配置した2カラムレイアウトに変更。
プロンプト: 「左のプレビューからファイル選択ドロップできるようにしてほしい」
変更点: メインのプレビューエリアがアップロードエリアを兼ねるようになり、利便性が向上。
プロンプト: 「一度作り直してみて」「上に加工設定、下にプレビューにして」
変更点: ユーザーの操作フローを考慮し、設定パネルを上、プレビューを下にしたレイアウトに全面的に刷新。
Step 3: レイアウトの再決定(上下分割 → 最終的な2カラムへ)
プロンプト: 「まだゴチャゴチャして見える」「プレビューエリアと2カラムにしてみて」
変更点: ユーザー体験を最優先し、最終的に「左に大きなプレビュー、右に設定パネル」という、最もシンプルで分かりやすい2カラムレイアウトに落ち着きました。これが現在のUIの原型です。
3. 機能の追加と高度化
UIの改善と並行して、より細かいニーズに応えるための機能追加が行われました。
デザイン機能の強化
プロンプト: 「画像の背景にドロップシャドウを任意で入れるようにして」「ドロップシャドウの加工がもう少し自由にできるようにしたい」
変更点: 単純なON/OFFだけでなく、色・ぼかし・位置・不透明度を細かく調整できる、高度なドロップシャドウ機能が実装されました。
プロンプト: 「コピーライトの色を選べるようにしたい(黒字に白縁、白地に黒縁)」
変更点: 背景色に応じて見やすい文字色が選べるよう、縁取り付きの文字色プリセットが追加されました。
プロンプト: 「PNGの時に背景に透明も追加したい」
変更点: PNG形式選択時に、背景を透過させるオプションが追加されました。
操作性の向上
プロンプト: 「加工後の画質選べるようにして」
変更点: JPG形式の品質を調整できるスライダーが追加され、ファイルサイズと画質のバランス調整が可能になりました。
プロンプト: 「バーは数字入力でも可能にして」
変更点: スライダーでの直感的な操作に加え、数値の直接入力にも対応し、正確な値設定が可能になりました。
プロンプト: 「プレビューの画像はそれぞれ加工後のサイズが分かるようにして」
変更点: 各プレビューに加工後の寸法がリアルタイムで表示されるようになり、ダウンロード前に結果を正確に把握できるようになりました。
4. バグ修正と細部の調整
開発の過程で発生した問題点や、より自然な操作感を実現するための細かな修正も頻繁に行われました。
プロンプト: 「アップできなくなった」「余白を増やすとフォントサイズが変わるのを直して」「一度背景画像を選んだら、背景をカラーにすることができなくなるのって直せる?」
変更点: これらの具体的なプロンプトに基づき、アップロード機能の不具合修正や、設定変更時の意図しない挙動の修正が都度行われ、ツールの安定性が向上しました。
5. ツールの命名
最後に、このツールに名前を付けることで、プロジェクトは完成を迎えました。
プロンプト: 「SEOを意識して日本人にわかり易い名前にして」
提案: 「秒速!画像加工」「一括編集ツール『リサイズくん』」などを提案。
プロンプト: 「リサイズくん気に入ったんだけどツールの何処かに入れてほしい」
変更点: ユーザーに選ばれた「リサイズくん」という名前が、正式にツールのタイトルとUIに反映されました。
まとめ
「リサイズくん」は、最初の包括的なアイデアから始まり、AIとの対話を通じてレイアウトの試行錯誤、機能の追加、細部の改善を繰り返すことで完成しました。この開発プロセスは、具体的な要望を伝えることで、ツールがユーザーの理想に近づいていく良い例と言えるでしょう。

